2006年06月03日
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シュガシュガルーン、絶品のEDに隠されたママの秘密!?

Written By: トーノZERO連絡先

 シュガシュガルーンは、今や土曜日に唯一必ず毎週見るアニメです。

 実に見事な内容で、語り出したら止まらないので、作品論は止めておきます。

 さて、シュガシュガルーンといえば、後期ED「デート☆デート」は最高ですね。歌も良いのですが、これに付いているビジュアルが素晴らしい! 庵野秀明の才能がこれでもかっ、というぐらいに発揮された大傑作です。これだけリピートして再生することがあるぐらい好きですね。

 このEDで最大の謎は、「ママが起きちゃう」の部分で、なぜか黒猫の絵が出てくるところです。ほとんどのカットで、歌詞に直接噛み合ったビジュアルが描かれているにも関わらず、このカットだけ歌詞と噛み合っていないように見えるのです。

そして気付く黒猫=ママという隠された構造 §

 今日のエピソードのルーン48「ノアールと友情の涙」を見たあと、EDで黒猫の絵を見てハッと気付きました。

 今日のエピソードで、ショコラがノアールの屋敷に行ったとき、ピエールの黒猫がドアを開けてくれます。そのまま、何かの力がショコラをノアールから守ってくれます。そして、そこでシナモンの香りがするというのです。シナモンとは、ショコラの母親の名前です。匂いと本人の関連性は、ピエールが「チョコレートの匂い」でショコラに気付くという展開によって示唆されています。

 とすれば、以下のような解釈が成り立つかもしれません。

黒猫=シナモンの香り=ショコラの母のシナモン

 つまり、「ママが起きちゃう」の歌詞で黒猫が描かれるというのは、黒猫=ママという隠された伏線のさりげない提示と解釈できるかもしれません。

 もっとも、黒猫がシナモン本人なのか、それとも黒猫はシナモンの使い魔に過ぎないのか、それとも黒猫=ママという解釈そのものが視聴者のミスリードを誘う構成テクニックの一種なのか、あるいは単なる勘違いなのか、それは確実に分かりません。ただ、とてもドキドキと楽しませてもらっていることだけは間違いありません。